2014年3月8日土曜日

塗り壁仕事(左官工)について調べてみました


「カフェ&陶芸の店 Atelier POMME」の内壁は、塗り壁がメイン。





塗壁仕事をしてくださったのは、⇒ 「前田左官工房」 の前田さん。





大部分は、こて塗りで仕上げていきます。




でも、細かい部分は、筆で仕上げるのですね。




仕事の手を止めて確認しながら、丁寧に塗り進めていきます。

前田さんがしてくださっている左官仕事について、改めて調べてみました。


『左官工事の起源は、人々が竪穴式住居で暮らしていた縄文時代にまでさかのぼるそうです。
当時、最も手に入れやすかった土を生のまま団子状に丸めて積み上げていき土塀を作ったのが左官工事の始まりだそうです。

その後、さまざまに進化を遂げ、江戸時代には漆喰彫刻も行われるようになり、左官技術は芸術性においても大きな発展を遂げたそうです。

文明開化後の洋風建築の装飾にも柔軟に対応し、現在の左官技術は新しい素材、新しい工法を取り入れながら建築の様々なシーンで活躍しているそうです。』


塗り壁仕事が 『左官』と呼ばれるのは、なぜでしょう?

『左官の語源は、奈良時代、属〔さかん〕という役職の役人が宮中の修理に壁塗りをしていた事によると言われているそうです。』

 「日本文化いろは事典」 が左官仕事について分かりやすく解説してくれています。





左官工事の材料の土は自然素材のため、いつも均一な品質のものが手に入るとは限らないそうです。また、同じ場所で採れた物でも、時期によって色や成分が変わることもあるそうです。

陶芸用の粘土も、同じ産地の物でも、少しずつ成分が変わったりします。

土に関する豊富な知識が必要なのは、陶芸と共通するのですね。

「前田左官工房」さんについての

以前のBlogはこちら ⇒ 「2月26日付け Blog」


             ⇒ 「11月21日付け Blog」

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